Theoretical Sociology

太郎丸博のブログです。研究ノートや雑感などを掲載しています。(このページは太郎丸が自主的に運営しています。京都大学の公式ページではありません。)
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マイクロ・マクロ・ジェンダー論の可能性

竹中恵美子編, 2000, 『現代の経済・社会とジェンダー 第2巻 労働とジェンダー』明石書店.
を読んだ感想。一方で、「家父長制」「資本制」「福祉国家」といった抽象的な概念が大上段で振りかざされる章がある一方で、かなり具体的な事実の記述の章がもう一方である。どちらの研究も価値があるのはわかるのだが、何というか両者をうまく接合する研究はできないものだろうか。

労働とジェンダーを考える上で、「家父長制」「資本制」「福祉国家」といった問題が決定的に重要であるのは疑いえないし、具体的な事実を知ることも重要である。そういう意味でこの本は学問的に価値がある。しかし、「家父長制」「資本制」「福祉国家」が具体的にどのようなメカニズムで作動するのかがわからなければ、学問的にはあまり意味がない。著者たちにとってはこのようなメカニズムはかなり自明らしく、そのあたりを解明しようという問題構成が見当たらない。私にとっては、研究というのは、解明すべき「謎」を定式化し、それを解明していくことなのだが、著者たちの記述には、その「謎」を解明していくというようなスタンスが感じられない。これは書き方のスタイルの問題もあるので、おそらく著者たちも実際には様々な「謎」をかかえているのであろう。しかし、それを読者たちと共有し、ともに謎解きしていこうという文体のほうが私としては親しみが持てる。

そのような謎解きを社会学の文脈でやろうとすると、かなり必然的にマイクロ・マクロ・リンクの発想が必要であるように思う。社会構造を背景として、ミクロで具体的な現実が産出されていくわけだし、ミクロな人々の選択の集積によって社会構造も産出されていく。別に近代経済学のモデルから学べとは言わないが、どうも抽象と具体の両極に分かれてしまって、中間が足りないという不満を感じる。

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『贈与論』について?この本は、1925年社会人類学者であるマルセル鐔ゥ癲璽垢砲茲蠶屬蕕譴拭そのなかで、彼は感情のエネルギーが、人々の間に流通し、人々を動かしていると考えた。言い換えれば、宗教儀礼による社会的交換である。そして、彼はこの感情的エネルギーを
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