Theoretical Sociology

太郎丸博のブログです。研究ノートや雑感などを掲載しています。(このページは太郎丸が自主的に運営しています。京都大学の公式ページではありません。)
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独断と偏見で選ぶ数理社会学会ベスト報告:温泉宿のソーシャル・キャピタル 

第45回数理社会学会大会報告で一番感銘を受けたのは、

金井 雅之(山形大学)経営におけるネットワーク資源の効果の比較
藤山 英樹(獨協大学)地域異質性・規模・人的資本の地域公共活動と経営状態への関係性について:温泉地の調査データをもちいて
の二つである。石田浩先生の報告も秀逸だったがSSMの研究会ですでに話を聞いていたし、塩谷芳也さんのも良かったが、私の好みから言えば、やや心理学的すぎる。一部、聞いていない報告もあるので、あくまで私が聞いた範囲の中から独断と偏見で選ぶのであるが、金井さんと藤山さんの研究が一番である。

上記の2つの研究は、関東学院大学の籠谷和弘さんが代表者となった科研費プロジェクトの研究成果の一部である。これらが面白かった理由は、研究対象の選び方にある。温泉町にある旅館を探して、その旅館に対して調査しているのである。50以上の温泉町からそこにある旅館779施設(有効回答率51.4%)の回答を得ている。これまでのネットワークや社会関係資本研究では、個別の事例の深い研究か、選挙人名簿などからランダムサンプリングしたデータの分析となることが多かった。事例研究では一般性に欠けるが、世論調査型のデータでは、対象者が置かれているコンテクストの情報が少なすぎる。これはネットワークの研究にとっては大きな痛手である。

しかし、金井さんと藤山さんの研究では、温泉町というかなり具体的なコンテクストがあり、個々の温泉町については、調査票以外からもいろいろな情報を得られる。ここに、これまでの研究と比べて大きなゲインにつながる可能性が秘められている。個別の旅館のレベルでも、温泉町のレベルでも分析が可能で、面白そうな研究である。そのうえフィールドワークに行ったついでに温泉にも入れる!!? なんとすばらしい。

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